できるだけ避けたい食事その2「飲料編」

ジュースと牛乳の飲み過ぎに注意!

牛乳&乳製品

牛の飼料には遺伝子組み換え作物が!効率重視で育てられた牛の牛乳に含まれている成分を見直してみましょう。

天然のものを選ぶと安心

本来、牛の主食は牧草ですが、現在では乳脂肪分を多くするため、たんぱく質、炭水化物、脂質が多い濃厚飼料が与えられていることがほとんどです。そして、こうしたエサには、遺伝子組み換え食品がたくさん使用されていることが多いのが気になります。

女性ホルモンと発症リスク

乳牛は妊娠期間中にも搾乳が行われることが多いのですが、妊娠中は牛乳に含まれる女性ホルモンが通常より増えています。こうしたホルモンが、人間の早発月経、乳がん、大腸がんなどの発症リスクとかかわっているのではないかという指摘もあります。

ガラクトースを分解する酵素ももたない人が多い

日本人には、牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素をもたない人が多くいます。そういった人にとって牛乳は消化が悪く、カルシウムの補給源としても適当でありません。また、ヨーグルトなどの発酵食品には、乳糖が分解されたガラクトースが含まれています。

白内障のリスク?

でも、日本人にはガラクトースを分解する酵素ももたない人が多いため、ガラクトースが蓄積されて白内障のリスクを高めるという説も気になるところです。

清涼飲料水

果汁飲料500mlには角砂糖15個分の糖が!甘い飲みものに使われる糖は主に遺伝子組み換え作物からつくられます。 砂糖の入ったものや遺伝子組み換え食品をとっていないつもりでも、意外に見落としがちなのが清涼飲料水です。

スポーツドリンク、甘いコーヒー

果汁100%でない果汁飲料やスポーツドリンク、甘いコーヒー、紅茶などの成分表示に「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」という原料名が入っていたら要注意。これらは、主に遺伝子組み換えとうもろこしからつくられることが多い「コーンシロップ」というものです。

甘さを感じないのは添加物と香料と酸味料のせい

砂糖はブドウ糖と果糖が結合したものですが、コーンシロップはブドウ糖と果糖が最初から分かれて入っています。そのため、血糖値の上昇速度が、砂糖よりもさらに早くなります。その上、砂糖に換算するとかなりの量になります。

果汁飲料には15個の角砂糖

たとえば、500mlあたりに含まれる糖を角砂糖に換算すると、果汁飲料で15個、コーヒー飲料で12個、紅茶で10個、スポーツドリンクで6個…。これだけの砂糖が入っていたら普通は甘くて飲めませんが、そう感じないのは添加物と香料と酸味料のせいです。気をつけたいですね。

トランス脂肪酸

海外では使用禁止になっている例も

人工的につくられた油脂が悪玉コレステロールを増やします。 「トランス脂肪酸」は植物油に水素を添加してつくる油に多く含まれており、そのまま水素を添加し続けていけば、プラスチックの一種になってしまうというものです。

マーガリンやショートニング
石油系溶剤が使われている植物油

マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングのほか、精製時に石油系溶剤が使われている植物油(大豆油やコーン油など)にも多く含まれています。もちろん、こうした油脂が使われているパンやケーキ、菓子類にも、トランス脂肪酸が含まれます。

心臓病のリスクを高める

トランス脂肪酸をとる量が多いと、血液中の悪玉コレステロールが増えて善玉コレステロールが減り、心臓病のリスクを高めると言われています。また、アレルギーやアトピーとの関連も指摘されています。

トランス脂肪酸の使用が全面禁止

2006年の12月から、ニューヨーク市内の外食産業ではトランス脂肪酸の使用が全面禁止になりましたが、日本ではまだ規制がありません。マーガリン、ショートニング、加工油脂、食用精製加工油脂、加工油、加工脂、ファットスプレッドなどの表示があるものは避けましょう。

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